春はあんまり好きじゃない。花粉症のない頃から、あんまり好きじゃなかったんだから、花粉症バリバリの今なんて『あんまり』なんてレベルじゃない。
にんじんだって、わっさーーと芽吹くし
なんか、ふつうに街にいる分にはなんてことないけど…私の実家やら、すーさんの実家に行ったらもう、なんちゅーか。
山笑う
山笑うって、春になって草木が芽吹いて山がパッと明るくなった感じのことなんだろうけど、私の解釈は全然違う。
春の山は、頭がおかしくなるほどの膨大なエネルギーで、わにわに、わきわき、むずむずしている。エネルギー凄すぎてマグマ沸き立つみたいな、じっとしてらんなくて止まることなく走り回ってる子どもみたいな。
山笑うったって、優しく微笑んでるんじゃなくて、チェシャ猫みたいに笑ってるよ絶対。
そんなエネルギーにあてられて、春はちょっと心が不安定になる人が増える。
線路の信号機にしがみついて離れない人とかさ。職場に訳の分からない苦情を言ってくる人とかさ。
そんな感じも嫌い。
いろいろ芽吹く
なによりも、大っ嫌いな暑い季節に片足突っ込んでる感じがもうイヤ。暑いのイヤ(涙)。
今から(こっそり)思っています。
早く冬になんないかなぁ
そんな私ですが、ふきのとう、たらの芽、大好きです。天ぷらでお願いします。
こごみ、山うど、大好きです。じゅる(ヨダレ)。
春の山の沸き立つエネルギーを自分の中に取り込もうとしたのか、昔の人よ…とか理屈で考えるけど、それも違うよな。おいしいからだ。
たらの芽よりコシアブラの方がおいしいって言われたけど、私はたらの芽!! たらの芽の天ぷら!!!
春は(春も!)おいしいものがいっぱい。
届きました、春の便り。漁獲が減ってホントに宝石になりつつあるの、心配。
白いピカピカご飯の上に、琥珀のように美しい
『イカナゴの釘煮』
あーー、春は嫌いなの、でもイカナゴの釘煮は好きなの。
小さい頃は、小さい魚に山椒の実やくるみが入ってる食べ物なんて食べられなかった。そんなん食べてる大人、信じられなかった。
いつからこんなに好きになったんだろう…不思議。今となっては山椒の実、くるみ…なんて素晴らしい実なんだ!!! 入っててくれてありがとう! 山椒の実を食べると口の中がしびしびするよね。しびしび。しない??
それにしても毎年同じ写真撮ってるなぁ。やはりイカナゴの釘煮には白いご飯ですよ。
ふふふ
今夜も食べるんだー♡