ええ、軽い気持ちで調べました。
好きな、かしぶち哲郎が歌ってたよなーって。
全然違った…
かしぶちさんが歌ってたのは『リラのホテル』だったよ、なつかしく聴いたよ。矢野顕子と一緒に歌ってた『屋根裏の二匹のねずみ』も好きだったなぁ。
いや、ちょっと待って、じゃ頭に浮かんだ「リラの花咲く頃」って何?!
そして、我々夫婦を巻き込んだ(小さな 笑)
「リラの花咲く頃」騒動
が幕を開けたのです。
オシャ! オシャ画像!!
まず、検索すると出て来たのは昭和歌謡。
白黒画面で、姿勢正しく朗々と歌う声の良い男性。あーなんか聞いたことある。
次に女性歌手を見つけたので聞いてみる。
ん??
シャンソンだ…
あれ? コレって
宝塚の皆さんがよく歌ってるやつ!!!
フランス語だけど、すみれじゃなくリラって歌ってる!?
そこら辺から、夫すーさんを巻き込んで『リラの花咲く頃』調べが始まりました。
さらに検索すると、ドイツの映画が出てきます。
『再び白いライラックが咲いたら 』
すーさんが驚いてます、
「1953年の映画…カラーじゃん」
自分が生まれる前の映画ですもんねー
しかし私が驚いたのはそんな事ではありません。
え?! 【白い】 の??!
私のイメージしたリラの花、ライラック色ですよ? ライラックって色の名前にもあるやん、ライラック(色の名前)は、ラベンダー色みたいな薄めの紫色で。うちの実家の花はもっと濃いめの色だけど…
実家の庭に勝手に生えてきた(父がそう言ってるので、すでに正解は闇の中と言える)リラの木に花が咲いていて、私は『リラ』って言ったけど母は『ライラック』って言ってて、そういや昔リラの歌好きだったなぁ、かしぶち哲郎の歌。久しぶりに聞いてみよーかなー「リラの花咲く頃」
そして、今ここ。
ライラックはフランス語でリラ。
私の思い浮かべた歌は、タイトル違ったし。
リラの花の色は白。
ドイツではどうもライラックじゃなくニワトコの花だったらしく…ニワトコってアレか? フラワーコーディアルの、あの白い花?? それが白いライラックになって?
さらに、シャンソンの「リラの花咲く頃」は宝塚の「すみれの花咲く頃」に?
ドイツのレヴューの中の歌、「再び白いリラの花が咲いたら」がヒット。その歌をもとに『再び白いリラの花が咲いたら』という映画になり。
ヨーロッパ中で歌も流行り、特にフランスではたくさんの歌手が歌う「白いリラの花咲く頃」として大ヒット。当時フランスに来ていた宝塚のエライ方がその曲を含めた歌曲を日本に持ち帰り、「リラ」を馴染みのある「すみれ」に変えて歌ったんだって。
知らんかった。
そして今。
すーさんは携帯で『再び白いライラックが咲いたら 』を見ていたけど力尽きて寝ています。
今、そんな昔の映画を見れちゃうんだねぇ。
さらにライラックってゆーと、北海道。祭りがあるほど札幌市で咲いているらしい。
しかも検索してると頻繁に小説が引っかかってくる。
渡辺淳一の「リラ冷えの街」
とにかく札幌とこの小説が引っかかります。
なんか、リラ冷えって単語には好感と興味を持つものの、渡辺淳一苦手だから読まん。多分、ライラックの花の下おじさんがきれいな女と不倫するんだろ(偏見)
映画の方も、歌手になる夢を捨てられない男が奥さんをおいて出て行って、奥さんにはお腹に子どもがいたのに…みたいなことをすーさんが言ってたし。
リラってなんだか悲しいねぇ。
青っぽい色のせいかなぁ。あ、違うわ白いリラの花だもんね。
白いリラの花、花言葉は「青春の喜び」「無邪気」「若き日の思い出」だって。
フランスでは白いライラックは青春のシンボルだそうで。へーー。
でも! なんかいろいろ調べてると、「欧州の民間伝承では白い花のライラックを家に持ち込むと不吉なことが起こるとされている」とか出てくる。え? 青春のシンボルなのに?? なんで???
原種は紫で、白や赤、ピンクはヨーロッパで品種改良されたそう。
ヨーロッパでは日本の桜前線みたいにライラック前線があって、ヨーロッパを移動してくんだって。リラの花咲く頃が、いちばんいい季節なんだってさ。(でも日本みたいに敷物ひいて酒飲まないよねぇ?)
そういや映画のタイトル『再び白いライラックが咲いたら 』
咲いたら? 咲いたらなんなん??
男が帰って来んのかな?
すーさん起きたら聞いてみよ。
あー、おもしろかったリラ調べ。
ちなみに札幌市でこれから
さっぽろ ライラックまつり
があるそうなので、皆さんぜひ。
私は多分北海道には行かないまま死ぬので(思い込み)